マリオット・コオリナ・ビーチクラブでのディナーは肉を焼く!

コオリナ・リゾートのレストランでディナーと洒落こむのもよいですが、マリオット・コオリナ・ビーチクラブで私たちが宿泊する1bed room以上の部屋は、基本的にフルキッチン装備です。
大型冷蔵庫や電子レンジなどの調理家電、調理器具に食器類も揃っています。
また、ガーデンの一部にBBQエリアがあって、BBQコンロが6台用意されていて自由に使えます。
となれば、お肉を買ってきて自分たちで料理するしかありません。

アメリカン・ビーフの選び方

米国農務省(USDA)による格付け

日本でステーキ肉を買うときは、○○牛のサーロインとかフィレなどの、牛の産地と部位で選ぶのですが、ステーキの本場アメリカのアメリカン・ビーフには、米国農務省(USDA)の格付検査官による等級分けの格付けが実施されていて、スーパーの店頭に並ぶときにはラベルに明記されています。

アメリカン・ビーフの品質の客観的評価方法として、アメリカ政府(米国農務省)が世界に先駆けて導入した「肉質等級」といわれる格付けは、牛の種類、性別や、肉色、肉のキメ、肉の締まりなどの評価を含めた成熟度とサシ(霜降り)の入り具合などによって決定され、以下の8つに分類されます。
現在、米国から日本へは、プライム、チョイス、セレクトという上級クラス3種類が輸入されていてお馴染みの味ですので、ラベルを確認して、このあたりのランクから選ぶと間違いがないでしょう。

1. プライム
からごくわずかしかとれない、格付けでは最高ランクに位置する高級品です。サシがとてもきれいに入り、 味わい 、ジューシーさ 、柔らかさの全てにおいて高い品質が認められ、多くの高級レストランで扱われています。
2. チョイス
プライムに比べるとサシは少なめですが、アメリカではプライムに次いで2番目の高品質のお肉に与えられる格付けです。アメリカン・ビーフの半分強がチョイスの格付けを獲得しており、日本国内で一番流通しているのもチョイスです。 サシ、味わい、ジューシーさ、柔らかさが適度にありながらプライムより価格がリーズナブル。すべてにおいてバランスがとれているおいしいお肉です。
3. セレクト
赤身の割合が多く、比較的、低脂肪・低カロリーで、価格も3つの中では一番お買い得となっています。
4. スタンダード
5. コマーシャル
6. ユーティリティ
7. カッター
8. キャナー

ホール・フーズ・マーケットでの格付け

アメリカンビーフは、アメリカ政府(米国農務省)が品質を客観的評価してくれているので、同じ等級のお肉なら、どこのスーパーで買っても同レベルのお肉を楽しめます。

オーガニック食材で人気のホール・フーズ・マーケットでは、すべてホルモン剤・抗生物質は不使用で、さらに独自の格付けも行っています。
その格付けというのは、「5-STEP Animal Welfare RATING(動物福祉に関する格付け)」というもので、畜産物がどのように育てられたのかについて、ステップ別に色の違うラベルで消費者が選択できるようにされているとか…

STEP 5+ Animal Centered, Entire Life On Same Farm
家畜の生活を優先させた飼育:家畜は一生涯を通じて同じ牧場で過ごすことができる。
STEP 5 Animal Centerd, No Physical Alterations
家畜の生活を優先させた飼育:去勢やデビーク、尾切りなど、家畜に物理的な手を加えない。
STEP 4 Pasture Centerd
放牧を中心とした飼育。
STEP 3 Enhanced Outdoor Access
家畜が屋外へ自由に出入りすることができる環境が確保されている。
STEP 2 Enriched Environment
各家畜の生態への配慮がされた環境下での飼育。
STEP 1 No Cages, No Crates, No Crowding
かごや柵に閉じ込めず、密集していない環境で育っている。
*ホール・フーズ・マーケットには、この一番下の基準STEP1以下の商品は扱っていません。

こんな環境で飼育された家畜がおいしくないわけありませんよね。
でも、さすがお肉の本場アメリカだけあって、STEP4のお肉でもお求めやすい価格。
せっかくですから、ここのお肉を思いっきり食べてみましょう!
*日本円は\110/US$換算
*1ポンド=450g
ビーフシチュー用ビーフ
11.99ドル/ポンド(2.6ドル[286円]/100g
ステーキ用ビーフ
27.99ドル/ポンド(6.1ドル[671円]/100g)
オーガニックビーフ
17.99ドル/ポンド(3.9ドル[429円]/100g)

BBQエリアで肉を焼く!

お肉を手に入れたら、部屋に備えてあるお皿を持ってハレコナ・タワーの一番奥の階段を下りた先にあるBBQエリアへ。
お皿を忘れたら、部屋に持って帰れませんよ!

BBQエリアには塩コショウが置いてありますが、念のために買っておいた方が安心です。
それとステーキのメニューが続きがちで、同じ味付けばかりだとさすがに飽きてきます。
そんなに高いものでもないので、ステーキ・ソースを購入しておくのもよいです。

もうひとつ忘れてはならない大切なもの、缶ビールです!
慣れてる人は缶ビールを片手に一杯やりながら、お肉を焼いてます。
最初はそういう姿をうらやましく眺めていたものです。

5時頃になると、宿泊者が続々とお肉や野菜を焼きにやってきますが、BBQコンロが大きいので自分たちのを横に詰めてスペースを作って焼かしてくれたり、ちょっとした交流があって楽しいです。

部屋のラナイが結構広いので、暮れゆくコオリナの夕景を眺めながらのディナーは最高です。
シャンパンとかワインを買ってきておけば、ちゃんとグラスが用意されています。
これ以上ない豊かな時間がゆっくりと流れていきます。

お肉に飽きたら…カレーだね!

さすがにお肉も続くとさすがに飽きてきます。
そんなときは、日本のレトルトカレー!
コオリナ・ステーションのアイランド・カントリー・マーケットでサラダなんかのデリを買っとけば立派な夕食。
これがめちゃくちゃうまい!

食品の日本からの持ち込みは厳しく制限されていて、特に肉系はエキスが含まれたものでも×。
違反すると$500の罰金をとられます。
抜き打ち検査されてみつかったら、一切言い訳は聞いてくれませんので、日本から食べ物は持っていかない方が賢明です。

小腹が減ったら…

ワイキキと違って、出かけるところもないので夜が長い!
そうこうしてるうちに小腹が減ったりしてきます。
そんなとき、ハレコナ・タワー1階のコンビニ「The Market Place」にカップラーメンを売っていますが、私たちは、レンジでチンするパックライスとお茶漬け海苔とタクワンやしば漬けなどのお漬物を買っておいて、サラッとお茶漬け!
ハワイで食べるお茶漬けは、めちゃくちゃおいしいです。