航空会社のマイレージの有効期限、大丈夫?

新型コロナウィルスのおかげで、前回ハワイへ行ってから、いつの間にやら2年…旅行もできなかったので、ノーチェックだったマイレージ。
私は関西在住で、最も利用するハワイ便がANAは関空からは飛んでいないため、JALのマイレージを貯めています。

久しぶりにチェックしてみると、なんと毎月毎月有効期限が切れるポイントが!!
しかも、身に覚えのないe JALポイントがすでに14,000ポイント余り!
利用履歴に2021年8月23日に「新型コロナ特別調整ポイント2 マイル失効分」と記載されています。

はてさて、eJALポイントとはなんぞや?
マイレージを貯めて、航空券との交換特典のみ気にしていたので、このポイントがどういうものかを理解するところから始めます。

e JALポイント

eJALポイントとは、JAL Webサイトでの国内・海外航空券、国内・海外ツアーの代金などに利用可能なポイント。

引き換えに必要なマイル数

5,000マイル=5,000ポイント(5,000円相当)、10,000マイル=15,000ポイント(15,000円相当)から、5,000マイル単位で交換でき、1ポイント=1円相当として使えます。

わかりにくいですが、10,000マイル単位で交換すれば、1.5倍のe JALポイントを手に入れることができ、10,000マイレージに足らない分は5,000マイレージ単位での効果が可能ということです。
なお、2022年3月31日まで、JALカード会員の方なら、3,000マイル=3,000ポイント(3,000円相当)から、3,000マイル単位で交換できるキャンペーンを実施しています。

特典の有効期限

e JALポイントの有効期限は、特典交換を行った日の1年後の同月末。
追加での特典交換によって有効期限の更新が可能です。

これもわかりにくいのですが、マイレージからe JALポイントへの交換を1回だけ行った場合、1年後に失効します。
1年以内に、追加で交換を行なった場合、1回目と追加分のすべての残高の有効期限が、最終の追加交換から1年間有効となります。
Bonvoyポイントと似てますね。

e JALポイントは、有効期限内に航空券やツアーの購入代金として利用しないと失効するのはもちろんですが、有効期限内に支払い済であれば、搭乗日が有効期限後であっても利用可能です。

国内航空券の購入

利用可能対象

JALグループ搭乗区間のみ利用可能。

利用方法

航空券の新規購入は、JAL Webサイトからのみ。
JAL Webサイトでの航空券新規購入時は、e JALポイントのみ、またはクレジットカードとの併用が可能。
✳︎コンビニエンスストア支払い、ATM払い込み、インターネット振り込みとの併用は不可。
国内線航空券の支払いは「10円」単位。

海外航空券の購入

海外航空券は国内航空券と異なる点がいくつかあるので注意が必要です。

利用可能対象

日本発着便がJAL国際線であれば、他社区間を含め購入可能。
JAL Webサイトでご購入可能な日本発の旅程の支払いにのみ利用可。
e JALポイントにて、国際線航空券に含まれる税金などの支払いも可能です。
✳︎国際線特典航空券に含まれる税金などの支払いへの利用不可。
✳︎ログインしている会員のe JALポイントのみ利用可能。

利用方法

JAL Webサイトでの航空券購入時は、e JALポイントのみ、またはクレジットカードとの併用が可能。
✳︎コンビニエンスストア支払い、ATM払い込み、インターネット振り込みとの併用は不可。
取り消しの際の取消手数料はe JALポイントが優先的に充当されます。
国際線航空券でのお支払いは「1円」単位。
購入した航空券は、運賃の種類にかかわらず、JALグループ航空会社以外の他航空会社への変更は不可。
e JALポイントで支払いの際、同行者がいる場合は、支払ったe JALポイント口座をもつ人の航空券分より優先的に自動充当。
支払い手続きの際に、自動配分されたeJALポイントを希望に応じて再配分することが可能。
一旦e JALポイントに交換してしまったら、マイレージに戻すことはできないので、取り扱いは慎重に!

国内・海外ツアーの購入も可能ですが、なにかと条件が多いので、詳しくはこちらからご確認ください。
↓ ↓ ↓
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jalmile/use/ejalpoint/attention.html

新型コロナ特別調整

新型コロナウイルスのための救済措置として、対象期間に有効期限をむかえるマイルとe JALポイントについて、一律eJALポイントとして有効期限を延長してくれるというものです。
事前登録をしておく必要がありますので、お忘れなく!

具体的には以下のとおりです。

2021年8月末~10月末までに有効期限をむかえるマイルとe JALポイントがある場合
一律有効期限2022年1月末のe JALポイントに積算
*事前登録期間:2021年10月31日(日)23:59(日本時間)まで

2021年11月末~2022年2月末までに有効期限をむかえるマイルとe JALポイントがある場合
一律有効期限2022年3月末のe JALポイントに積算。
*事前登録期間:2022年2月28日(月)23:59(日本時間)まで

JALカード家族プログラム、JALファミリークラブに入会してても、事前登録は一人ずつ個別に登録する必要があります。

私の場合

事前登録をしたという明確な記憶がないのですが、2021年8月23日に「新型コロナ特別調整ポイント2 マイル失効分」として、失効したマイレージが自動的に14,000ポイント余りのe JALポイントに置き換わったようです。
しかも9月以降も結構な数のマイレージが有効期限を迎えることが判明。

特別調整での自動交換は、交換マイル数に関わらず、1マイレージ=1e JALポイントのようで、当分飛行機で旅行する予定もないし、12月末までの失効分の30,000マイルを交換。
10,000マイル=15,000 e JALポイント=15,000円なので、2022年9月30日まで有効の45,000 e JALポイント(45,000円)を確保。
8月23日の14,000 e JALポイントも有効期限が来年9月30日に変更されています。

この交換は、マイレージを利用するあてもなく失効することを防ぐ緊急措置で、基本的にマイレージは特典航空券やアップグレードに使うために残しておかねばなりません。

燃油サーチャージの支払いにも使えるとされながら、国際線特典航空券手配時の税金・燃油特別付加運賃のお支払いには利用できないなど、なにかと除外規定が多くてわかりにくいです。
なにか新しいことがわかったら追記していきますね。