海外旅行解禁のタイミングを考える
*2020年8月20日現在
コロナの感染拡大がまだまだ予断を許さない状況で、観光目的の海外渡航がいつ可能になるのかを見通せないのが現実です。
海外渡航が可能になるタイミングはいかに?
現時点でも、ビジネス目的等の人に対して受け入れを再開した国も出てきましたが、マリオット・バケーション・クラブのリゾートがある米国、タイ、インドネシア、オーストラリアへの入国制限状況を見てみましょう。
渡航先の国へ入国
現時点では、どの国も原則として入国は自国民のみで、観光客の受け入れはしていません。
観光客でなくとも、出発の72時間以内のPCR検査での陰性の証明書の提示が求められ、さらに入国後14日間、ホテル等での隔離を命じられます。
*ハワイのみ、入国時の条件(出発の72時間以内のPCR検査での陰性の証明書の提示等)を満たせば、観光客でも入国は可能で、14日間の自己隔離が免除されます。
アメリカ合衆国
米国疾病予防管理センター(CDC)は日本の感染症危険情報度合いをレベル3(渡航中止勧告)としており、日本から米国へ渡航する方は入国から14日間にわたり、ホテル等の宿泊施設にて待機を命じられます。
待機期間中は健康状態を観察し、周囲の者と距離を置くことを求められます。
ハワイ州
ハワイ州外からの旅行者を対象としたCOVID-19事前検査プログラムの開始を10月1日に延期。
COVID-19事前検査プログラムとは…
ハワイ州への来島者は出発する72時間以内に臨床検査室改善法(CLIA)に認定されている検査所からのアメリカ食品医薬品局により承認されているPCR検査を含む核酸増幅検査(NAT)を行い、陰性であることの証明を提示すれば14日間の自己隔離が免除されます。ハワイ到着後の検査は行われません。ハワイに到着するまでに検査結果が得られない場合は、陰性の検査結果の証明ができるまで隔離の免除がされません。
ハワイ州に到着後は検温を受け、トラベル&ヘルスフォームへの記入をする必要があります。
検温の際に体温が華氏100.4度(摂氏38度)以上あった場合や症状がある場合は追加の検査が必要となります。
タイ
国籍を問わず、次の者について入国を許可。
*出国前72時間以内に取得した陰性証明書の提示、入国時のPCR検査の受検及び、自己負担で政府指定施設での14日間の自己隔離を行うことが条件。
*外国人の入国は、タイ政府が許可した臨時便・特別便等への搭乗でのみ可能(国際定期商用便の運行は再開しない。)
・労働許可書所持者及びその配偶者及び子弟
・永住者
・タイ国籍保有者の両親、配偶者及び子弟
・タイ国内で医療サービスを受ける外国人及びその介助者
・留学生及びその両親
・タイに駐在する外交官、外国政府職員、国際機関職員等及びその両親、配偶者及び子弟
インドネシア
外国人によるインドネシア入国及びインドネシアでのトランジットは原則禁止。
例外として、次の者については以下の条件にて入国を許可。
*各国の保健当局が発行した英文の健康証明書の所持(PCR検査の結果が陰性であることを示す記載が必要。)
*新型コロナウィルス非感染地域での過去14日間以上の滞在。
*インドネシア共和国政府によって実施される14日間の隔離を受ける用意があることの宣言。
・一時滞在許可(KITAS)・定住許可(KITAP)を保持する外国人
・外交・公用査証保持者
・医療・食料関係者等
オーストラリア
現在、オーストラリア国民、居住者、およびこれら直接の家族のみ、オーストラリアへの入国が許可されています。
オーストラリアに到着するすべての渡航者は、到着都市の指定施設(ホテル等)で14日間の自己隔離をする必要があります。
渡航先の国からの帰国
8月16日現在、日本に入国するすべての人が到着後にPCR検査を受ける必要があり、陰性だったとしても14日間の自主隔離が必要になります。
*入国制限措置は延長や変更となる場合があります。今後発表される最新の情報をご確認ください。
まとめ 観光で海外渡航できるタイミングは?
近い将来、観光客に門戸を開く国があった場合に、渡航先の入国後の14日間の隔離はなくなったとしても、出発直前のPCR検査での陰性結果の証明書の提示は義務付けられる可能性もあるようです。
日本国内での自費診療でのPCR検査は検査と書類発行で4万円前後かかるのと、国ごとに定められた方法で検査を受けなければいけませんし、要求される証明書の様式も国ごとに異なります。
なにより検査は出発直前、移動時間も含めての入国72時間前!出発までに証明書を入手するとなると、これはかなり厳しい。
となると、これまでのように気軽に海外旅行ができるようになるのは、この出発前検査が必要でなくなったときかもしれません。
現実的にはワクチンの完成がひとつのタイミングと思われますが、それでもまずは医療関係者や高齢者からということなので、一般人まで降りてくるのは、早くて来年後半。
後遺症の検証を十分にやらずに市井に出そうとするワクチンだから、先に打った人の状況をみてから…となると、個人的に海外旅行を解禁するのは再来年の春以降というところでしょうか…
仕方ないことゆえ、我慢しかないですね。
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