東南アジアで外国人観光客受け入れの再開が始まった!、けど…

東南アジアで外国人観光客受け入れの再開が始まった!、けど…

概況

東南アジアでバーケーションクラブのリゾートがあるのが、タイ・プーケット、バンコクとインドネシアのバリ島。
そのプーケットで7月1日、新型コロナウイルスワクチンを接種済みの外国人旅行者に入国時の隔離義務を免除する措置が開始され、インドネシアもバリ島で7月下旬の外国人観光客受け入れ再開が計画されています。
日本からの観光客はまだ対象外ですが、ワクチン接種が今のペースで進めば、まもなく!という感じです。

ただ、東南アジアではインド型(デルタ株)などの変異ウイルスが広がっていて、現実には先行きは不透明なようです。
インドネシアは新規感染者が連日2万人を超え、タイも4000~5000人台で推移。
両国ともワクチンを1回以上接種した人は全国で10%前後にとどまっていることから、専門家は「変異ウイルスへの効果が低いワクチンもあり、観光再開は時期尚早だ」と警鐘を鳴らしています。
ワクチン接種が進むシンガポールも、5月下旬に香港との間で隔離なしの往来再開を予定していましたが、感染者増加を受けて延期しています。

タイ

概況

タイ政府はこれまで全ての入国者に14日間の隔離を義務づけていましたが、感染防止対策として人口の約7割に1回目のワクチン接種を終えたプーケットで、1日からワクチン接種済みの旅行者には到着初日から自由な行動を認めることとしています。

受け入れはタイ政府が指定するコロナ感染の「低・中リスク国」からに限定され、プーケットには直行便で訪れる必要が利ますが、1日時点では米国や中国、韓国など66カ国・地域が観光目的での隔離免除が認められています。
日本はビジネス目的の渡航に限り隔離免除が適用されることになっていて、観光目的の渡航は認められていません。また、現時点で日本からの直行便の運航予定もありません。

ちなみに、「低・中リスク国」とは、マレーシア企業が算出する「コロナ回復指数」が60以上であるか、60未満でも15日間の平均新規感染者数が1000人以下であることが条件となります。

バンコクなどでもワクチン接種を加速し、10月中旬までに全国で観光再開を目指ストのことですが、ただし、プーケットで一定数以上の新規感染者が出た場合は計画を見直すとのことです。

行動追跡アプリの登録義務

プーケットでは、到着した観光客に行動追跡アプリのダウンロードか追跡システムへの登録が義務付けられています。
アプリでは全地球測位システム(GPS)で行動を記録し、訪れた場所で感染がみつかった場合、通知で知らせるほか、ブルートゥース(近距離無線通信)も使って、感染リスクの高い人が接近した場合には利用者に通知で警告します。

また、タイのスタートアップ、フロー・コーポレーションとポモ・ハウスが開発した。観光客の体調と行動を同時に追えるウエアラブル端末「スマートリストバンド」も感染対策に投入されています。
現在は希望者のみが対象ですが、GPSを使った位置情報のほか、体温・心拍数などの健康情報を一元管理でき、言葉の壁がある外国人でも体調の変化や足取りを正確に追うことができるとのことです。
このリストバンドはすでに、ホテルの部屋の代わりに小型クルーズ船上で隔離期間を過ごす外国人に着用が義務付けられていて、レンタル料は1日200バーツ(約700円)。

インドネシア

インドネシアのバリ島は7月下旬の再開を目指しています。
7月1日現在、詳細は決まっていませんが、ワクチン接種済みであることや、直行便の利用が条件となる見込みで、観光客がバリ島でワクチンを接種できるようにもするとされています。

一方でジョコ大統領は1日、足元の感染再拡大を踏まえてジャワ島とバリ島で3日から20日まで行動制限を強化する方針を発表、観光再開が予定通り進むかは不透明な情勢です。