航空券購入の注意ポイント

マリオット・バケーション・クラブのオーナーは、基本的に宿泊先が決まっているので、航空券、空港と宿泊先間の送迎手段を自分で手配しないといけません。
近年、私が海外へ旅する際の最寄の空港である関西国際空港からは、世界各地に向けて多くのLCCが運航しています。
日本国内、アジア各地から、今ではハワイ・ホノルルまで飛んでします。
確かにキャンペーン等で、時期によっては驚くほど安い価格が設定されておりますが、そもそもが座席が狭い、食事が有料、預け荷物に制限がある…など、あまり快適ではありません。
旅の目的、スタイルによっては、大手キャリアのほうがお得な場合もあります。
来年3月を例に、航空券比較サイトの「エアトリ」にて検証してみます。

検証の条件
目的地 : プーケット-タイ
出発日 : 3/2(金)
帰国日 : 3/9(土)
目的地 : プーケット国際空港
*現地でゴルフを2ラウンドするため、マイ・クラブを持参で行きます。(ゴルフバックの重量は12kg程度)

関西国際航空発

最安値航空券-中国国際航空

\37,920
確かにこれは安い!
どのLCCより安いので、中国のキャリアに抵抗がない人にはいいかも!

往路

関西国際空港発 09:00(CA162)
北京首都空港着 11:20
〃 発 17:35(CA821)
プーケット国際空港着 23:00
所要時間 : 16:00(*トランジット込み)

復路

プーケット国際空港発 00:15(CA414)
成都空港着 05:10
〃  発 11:05(CA461)
関西国際空港着 15:55

所要時間 : 13:40(*トランジット込み)
料金合計 : \37,920
内訳  航空券 \19,000
海外諸税(燃油込) \12,640
空港施設使用料 \3,040
取扱手数料 \3,240

LCC最安値航空券-香港エクスプレス

往きの所要時間が23時間!

往路

関西国際空港発 01:50(UO865)
香港国際空港着 05:25
〃   発 20:10(UO763)
プーケット国際空港着 22:55

所要時間 : 23:05(*トランジット込み)

復路

プーケット国際空港 23:55(UO764)
香港国際空港着 04:15
〃   発 12:05(UO898)
関西国際空港着 16:45

所要時間 : 14:50(*トランジット込み)

料金合計 : \46,880
内訳  航空券 \22,240
海外諸税(燃油込) \18,360
空港施設使用料 \3,040
取扱手数料 \3,240

最短フライト-タイ国際航空

飛行機に乗ってる時間が一番短いのがこれ。
でも所要時間が日本航空と少ししか違わないのにすごく高い!

往路

関西国際空港発 11:00(TG623)
スワンナプーム国際空港(バンコク)着 15:45
〃 発 16:55(TG217)
プーケット国際空港着 18:25

所要時間 : 09:25(*トランジット込み)

復路

プーケット国際空港 20:35(TG222)
スワンナプーム国際空港(バンコク)着 22:00
〃 発 23:15(TG622)
関西国際空港着 06:25

所要時間 : 07:50(*トランジット込み)

料金合計 : \177,400
内訳  航空券 \159,200
海外諸税(燃油込) \11,920
空港施設使用料 \3,040
取扱手数料 \3,240

現地滞在時間最長-日本航空

往路

関西国際空港発 0:40(JL722)
スワンナプーム国際空港(バンコク)着  5:00
〃       発  6:20(JL5987)
プーケット国際空港着 7:50
所要時間 : 09:10

復路

プーケット国際空港 19:45(JL5788)
スワンナプーム国際空港(バンコク)着 21:10
〃 発 22:55(JL728)
関西国際空港着 06:10
所要時間 : 08:20

料金合計 : \92,700
内訳  航空券 \70,000
海外諸税(燃油込) \16,420
空港施設使用料 \3,040
取扱手数料 \3,240

ゴルフバッグも持っていく人には…

ここまでは、預け荷物がスーツケース1個の人向けの航空券。
問題はここから…

無料の受託手荷物には各社サイズ・重量・個数などの制限があります。
中国国際航空は、プーケット行きは23kgまでの荷物1個のみ無料。
32kg未満、3辺の合計が203cm未満の荷物1個追加でUS$200。
\110/US$換算で、片道\22,000、往復\44,000が追加となりますので、合計で\81,920となります。

LCCで最も安い香港エクスプレス。
この値段で行けるのは、7kgまでの機内手荷物のみで乗り込んだ場合。
荷物を受託手荷物として預ける場合は1個目から有料で、25kgまでの1個目が\5,500、20kgまでの2個目が\4,700で、往復で\20,400が追加で合計で\67,280。きちんと手続きをしておけば一番安く行けるという結果になりました。
とはいえ、狭い座席に8時間、長時間のトランジットを考えると、とても安いとは思えません。
さらに、こ空港に行くまで予約を忘れていた場合は、1個目が25kgまでが\9,200、1個目の20kgまでが\10,600。往復だと\39,600も追加で、合計\86,480にもなってしまいます。

はてさて、それでは日系の大手キャリアだとどうなるか?
運賃は確かに高いのですが、23kgまでの受託手荷物が2個まで無料!
つまり\97,200以外不要で、機内食やアルコールを含めた飲み物も無料!
現地の滞在時間も最長で、ゴルフをする人は最終日もラウンドでき、価格的にも使い勝手的にも日本航空利用がおすすめです!

さらに、JALカードを持ってる方は、ワイキキ、アラモアナ間のレインボートロリーが乗り放題になりますし、アラモ・レンタカーを利用したら、1日だけでも1200マイルもらえるキャンペーンを2109年1月31日までやってたりして、とてもお得です。

おまけ ― ここだけの話

上のエアトリでの試算の料金のところにある「取扱手数料」、これはエアトリの手数料です。
確かにエアトリは、各社のチケットの料金比較ができて、さらにはエアトリにメンバー登録しておけば、そのキャリアでもワンストップでチケットの購入できて便利ではあります。
が、各キャリアそれぞれで会員登録して、そちらのサイトから購入すれば取扱手数料分節約できます。
上のプーケットの例での手数料は、全部3240円ですが、同じようにハワイを調べてみると、LCCのスクートの手数料はなんと10800円!日本航空、ハワイアン航空も5400円!
半端じゃないですよね!
面倒ですが航空会社のサイトをひとつひとつ確認して予約するのが、結局は一番お得なのです。