ハワイへの機上、見逃せない景色!

日本からハワイへは8時間超。
映画を観たり、眠ったりして過ごしますが、ホノルル到着の2時間前くらいのあたりで窓を開けてみましょう。

随分前のことだったかと思いますが、突然機長から防衛機密上、詳しいことは言えないけれど、眼下に美しい珊瑚礁の島が見えるとのアナウンス。
太平洋の真ん中に島なんかなく、一面広大な海原と思っていたので、窓を開けてびっくり!
突然美しいサンゴ礁に囲まれた小さな島が!
あとで調べてわかったことですが、ミッドウェー環礁。
ハワイ-天皇海山列の北西ハワイ諸島に属する火山島ということですが、北西ハワイ諸島のなかではミッドウェー島だけがハワイ州に属していない島とのこと。

かつてパンアメリカン航空の飛行艇がアメリカ-中国航路を開設すると、その中継地となり、太平洋を横断する航空機の給油地とな理、軍事面の要衝としてハワイ防衛の拠点として基地化が進みました。
第二次世界大戦中、この環礁を巡って日本海軍とアメリカ軍との海戦が行われたミッドウェー海戦があった島としても知られます。
それで島に滑走路らしきものが見えるのですね。

冷戦後、島は軍事基地は閉鎖され、自然保護区(ミッドウェー環礁国立自然保護区)となり、エコツーリズムの場として観光客の受け入れが行われていましたが、現在は中止されています。
合衆国魚類野生生物局の管理下、担当官が数十名駐在して野生生物の保護、汚染の調査などにあたり、Googleストリートビューまで撮影されたそうですが、現在は無人で一般人の立ち入りも制限されています。

小さな島ですので、あっという間に通り過ぎます。
最近は、機内アナウンスもありませんので、見逃さないためには、個人用テレビからフライトマップのプログラム選んで、近づいてきたらじっと眼下に目を凝らしましょう。
ホノルル行きの便は左側、日本行きの便は右側に見えます。
感動しますよ!