ホノルルの高速鉄道計画はどこまで進んでる?

すでに試運転も始まったとの報道もあるホノルル高速鉄道輸送機関が建設を進める「ハワイレイルトランジット(Hawaii Rail Transit)」。
最終的にはワイキキとカポレイをダニエル.K.イノウエ国際空港を経由してつなぐプロジェクト。
コオリナに向かって走っていると、そこかしこで鉄道の高架の建設現場を目にしますが、遅々として進んでいるようにはみえません。
それもそのはず、資金不足のために予定がかなり遅れているとのこと。

当初2017年に開通する予定のカポレイ・エリアからアロハ・スタジアムまでを2020年下半期に、アロハ・スタジアムからアラモアナまでを含めた全線開通が2025年の予定。
とりあえずの開通時期が決まって、コオリナ利用者にはとても待ち遠しいのですが、アロハ・スタジアムって、あまりに中途半端。
カポレイとアロハスタジアムの両方でタクシーに乗らないといけないというのはあまり魅力的じゃありません。
せめて2駅先の国際空港まで先に動かしてほしいものです。

ちなみに、イースト・カポレイ~アロハスタジアム間には9つの駅が設置され、駅名は下記のとおりです。

*青枠内は2020年開通エリア
*赤丸がコオリナ
*地図の左側の駅から順に
・クアラカイ(Kualakai):クロックセンター(カポレイ)
・ケオネアエ(Keoneae) :UHウエストオアフ
・ホノウリリ(Honouliuli):ホオピリ
・ホアエアエ(Hoaeae):ウエストローチ
・ポウハラ(Pouhala):ワイパフトランジットセンター
・ハラウラニ(Halaulani):リーワードコミュニティカレッジ
・ワイアワ(Waiawa): パールハイランド
・カラウアオ(Kalauao):パールリッジ
・ハラワ(Halawa):アロハスタジアム

*緑枠内は2025年開通エリア
*地図の左側の駅から順に(駅名は仮称)
・真珠湾海軍基地駅 Pearl Harbor Naval Base
・ホノルル国際空港駅 Honolulu International Airport
・ラグーン・ドライブ駅 Lagoon Drive
・ミドルストリート・トランジット・センター駅 Middle Street Transit Center
・カリヒ駅 Kalihi
・カパラマ駅 Kapalama
・カリヒ駅 Kalihi
・イウィレイ駅 Iwilei
・チャイナタウン駅 Chinatown
・ダウンタウン駅 Downtown
・シビック・センター駅 Civic Center
・カカアコ駅 Kakaako
・アラモアナセンター駅 Ala Moana Center

列車は最新のリニアではなくまた東京の「ゆりかもめ」のようなタイヤ式でもない通常のレール式。
コンピユーター制御の完全自動化した「ゆりかもめ.」同様の無人走行。
パンタグラフからではなく線路から電気を供給するシステムで、最高時速は55マイル(約88km=H1フリーウエーの車速とほぼ同じ)。
平均時速は30マイル(約48km)で、カポレイからアロハスタジアムまで40分ちょっとで結ばれるとのこと、