翌年に繰り越せないディスティネーション・ポイントを来年に繰り越す裏技

翌年に繰り越したポイントは、翌年の利用年度中に使い切らないと無効となってしまいます。
MVCではそういうポイントの救済策については、まだ検討されておりません。

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染状況がまだまだ収束する気配をみせていない中、私も昨年から今年に2500ポイント余りを繰り越していて、以前、処理の選択肢の記事をアップしています。

翌年に繰り越せないディスティネーション・ポイント、どうする?

とはいえ、今年の後半に旅行ができる環境にあることが必須条件。
秋口から第2波がやってくるとも言われており、なかなか不透明です。

となれば、有効期限を延ばすのが一番有効な手段のように思えます。
とっておきの手がありますのでご紹介しましょう。

新型コロナウィルスの感染拡大に伴うキャンセルポリシーの変更を活用する

通常は、予約したチェックイン日がキャンセルした日から1〜60日後の場合、バケーションクラブポイントはホールディングアカウントに返還され、次の予約に使えます。(ただし、利用年度内のみ有効であることと、メンバーステータスでは通常10ヶ月前からの予約が60日前からという制限がつきます。)

変更後は、2020年または2021年のどこかで有効期限が切れてホールディング・アカウントに入れられるバケーションクラブポイントの場合、有効期限が2021年12月31日まで延長されます。
また、ヴィラの予約や一部のExplorerの特典として、通常、ホールディング・アカウントに返還されたクラブポイントは、次の希望のチェックイン日の60日前からの予約にしか使えませんでしたが、120日前からに延びています。

裏技はこれを活用しようというものです。

来年末まで有効期限を延ばす方法

やり方は実に簡単です。

1. 来年に繰り越せないポイントで、どこかのリゾートを予約します。
2. チェックイン日から60日以内になったらキャンセル。
*キャンセルはweb上ではできませんので、メンバーズサービスに電話で。

これでキャンセルしたポイントはホールディングアカウントに戻され、これで来年12月31日まで有効期限が延びますが、Web上に反映されるまで、2、3日かかります。
来年2021年12月31日までのバケーションクラブのリゾート、Exploler Collectionに利用できます。
ホールディングアカウントのポイントでの予約をキャンセルも可能で、再びホールディングアカウントに戻されます。

ただ、ホールディングアカウントの制限項目はしっかり覚えておく必要があります。

有効期限が延びたポイントの利用上の注意点

予約は120日前から

通常、予約は10ヶ月前から可能ですが、ホールディング・アカウントのポイントは60日前(約2ヶ月前)からしか使えませんが、今回のキャンセルポリシーの変更で、120日前(約4ヶ月前)からの予約に使えます。
ただし、ホールディングアカウントのポイントは、web上での予約はできず、メンバーサービスへの電話のみです。

繰越・前借り・譲渡・リワードポイントへの交換はできません

これは通常のホールディング・アカウントのポイントと同じです。
有効期限内に、バケーションクラブのリゾートやExploler Collectionの利用で処理しましょう。

裏技を使うかどうか…

このホールディング・アカウントのポイントの有効期限が来年12月末まで延長され、60日前からから120日前からに予約が可能になるというキャンセルポリシーの変更がいつまで有効か不明です。
米国本土のバケーションクラブのリゾートは続々再開されているようで、キャンセルポリシーが元に戻ってしまうと適用されません。

つまり、この方法で有効期限を伸ばすなら、早いことやる必要がありますが、この先、新たな救済策が設けられる可能性もないともいえません。
しかも想定外に早く収束した場合に、4ヶ月前まで予約ができず、利用したい日程が埋まってしまっているというリスクもあります。

このあたりをよく考えてやりましょう。
一旦、ホールディングアカウントに入ってしまうと、戻すことはできませんので…