ANAの「Flying Honu」、いよいよ!

ANAは5月8日に、成田~ホノルル線に就航予定のエアバス A380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ:空飛ぶウミガメ)のテスト運航を実施したと、旅行情報サイトの「Travel Watch」が伝えています。
5月24日の就航までいよいよです。

ANAのハワイ線に投入される2機のA380は、そもそもはスカイマークがエアバス社に発注していたものを、スカイマーク社の業績悪化を、ANAが支援したときに引き継いだものです。

この日は、成田からホノルルへ向けて、乗客役の社員100名強を乗せて、実際に旅客を乗せて運航する際のオペレーションの確認などを行なったそうで、この便は、NH9802便として、成田空港を5月8日19時57分に離陸。ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港には7時24分に4R滑走路に着陸、7時33分にC4スポットに到着。

ANAのエアバス A380型機がダニエル・K・イノウエ国際空港に飛行するのは2回目で、1回目は国土交通省による試験などが行なわれ、今回はANA自身による運用のチェックが主な目的。
CA(客室乗務員)20名による機内でのサービスなども確認し、乗客役の手荷物も預かり、ゴルフバッグなど利用者を想定した手荷物を意図的に預けるなどして実運用に向けたシミュレーションを実施。

ダニエル・K・イノウエ国際空港では、実際に旅客が利用することになる動線をチェック。
翌9日には同じく乗客役の社員によりチェックインから搭乗、成田への飛行の運用をチェックしたとのこと。
つまり、乗客役の社員さんたちは、1泊3日での往復!
ま、仕事ですからね。

ダニエル・K・イノウエ国際空港には、ANAのA380型機用のスポットはふたつ。
ひとつはC4スポットで、A380型機就航に合わせてオープンする、ホノルルの空港でのANA初の自社ラウンジから直結する2階席対応のPBB(旅客搭乗橋)が据え付けられています。
もうひとつはC9スポットはラウンジ直結ではないですが、2階席にもアクセスできるPBBが設置されていて、7月1日以降のA380型機による1日2便運航体制に備えているとのことです。